英語研修第3回、4回

第3回

まずは前回の復習で以下の英文の違いを説明してくれた。
I met my client.
I met with my client.
日本語にするとどちらも「私はお客に会った」となるが、前者がこちらから一方的に会うのに対して後者は相手の了解を取って会うことを意味する。
後者の場合は相手が同等か自分より上の人の場合に使う。
お客は当然自分より上だからこの場合は後者を使わなければならない。
ネイティブはこういった点を気にしているそうだ。発音なんかは気にしていないとのこと。
前者でももちろん通じはするのだが、先生曰く「通じるだけの英語ではなくてちゃんとした英語を身につけてほしい」とのこと。
前者の場合にいちいち相手は指摘してくれないのでそれが正しい英語だと思ってしまう。これは危険だ。


この日はSVOOの説明をしてくれた。
1.She gave a pen to him.
2.She gave him a pen.
日本語にするとどちらも「彼女は彼にペンをあげた」となるが、実はどちらかが彼は確実にペンを受け取ったことを意味している。
答えはは後者。
もう1つ。
3.He bought a car for her.
4.He bought her a car.
これは後者が彼女は確実に車をもらっている。
なぜそうなるのか?
SVOOのVにはgive型とbuy型があり、2のhimのことを受領者4のherのことを受益者と呼ぶ。
1,3の場合はhim,herがそれぞれ受領者、受益者とはならず、相手が受け取ったかどうかは気にしていないことになる。
それをふまえて以下の文章。
5.They sent Mary a parcel.
6.They sent London a parcel.
どちが正しい英文だろうか?正解は前者。ここで、sentの次は受領者になるわけだがMaryは受領者になれるが、Londonは受領者になれない。Londonがparcelを受け取れるわけはないからね
次のケース。
7.He sent a parcel to Mary.
8.He sent a parcel to London.
これはどちらもOK。Mary,Londonは受領者ではないから。この場合はparcelを送ったことがポイントであって、それがちゃんと受け取られたかは気にしていない。
次は応用例。
9.I showed Mary a picture, but she was asleep.
10.I showed a picture to Mary, but she was asleep.
これは後者が正解。ポイントはbut以降の文章で、Maryは寝ていたのだから絵は見ていない。しかし、前者だとMaryは絵を見たことになってしまうのでつじつまがあわない。ということで正解は後者。
もちろん、but以降がなければどちらでもOK。
なるほどなあ。なんか目からうろこが落ちた。
「こんなこと一々考えながら会話なんてしてられないよ」という意見もあるだろうが、そのためにも素振りで叩き込むことが重要ということだろう。
上に書いたように「ただ通じるだけの英語」以上になりたいのであれば。

他にもSVOCのことや基本動詞の勉強をやった。この日はgetをやった。

基本動詞一覧

全部で24個ある。
get
have
take
make
do
be
come
give
keep
see
think
leave
find
run
hold
go
say
start
work
help
put
let
call
want

第4回

まず基本動詞のhaveの勉強から始まった。
haveには使役の意味があることから使役動詞の説明に移っていった。
使役動詞には4つある。
make:むりやり〜させる
have:当然こととして〜させる
let:特別に〜させる
get:説得して〜させる


休憩時間中に俺から「普段はどんな勉強をすればよいのか?」という質問をした。
以下の優先順位で勉強しろとのこと。
1.基本動詞
例文を、日本語から英語にできるようにする。
2.基本文
これもやはり日本語から英語にできるようにする。
基本文は1415文提供してもらっている。
3.基礎語
これは英語から日本語にできるようにする。
1909個ある。
4.Speaking Drillsを区切って読む
Speaking Drillsというシートを毎回もらっている。

これを2年間やれば相当、力がつくとのこと。
「2年も?」と思うかもしれないが、かかるでしょそれぐらい。
中高で6年間、大学でも2年やったにもかかわらず身に付いていないわけで2年で身に付くのであればむしろ短い。
「1ヶ月で身に付く!」とかたわけたこと書いている本があるが、ありえねえよ。
英語を身に付けるのはスポーツに似ていてとにかく練習(先生の言葉では”素振り”)あるのみ!楽な道はない!