英語研修第5回

今日は目からうろこの話はなかったが、英語の学習法について少し話をした。
先生が言うには言語の研究というのは実はそれほど進んでおらず、語学の学習法もまだ確立されていないとのこと。
でも、明らかに間違った方法はあって、それがいわゆる「シャワーのように英語をあびる」といった、いわゆる子供が語学を覚えたような方法。
アメリカの軍主導の研究で、そのような覚え方は12歳を境に急激にできなくなることが分かったらしい。
子供は語学を覚える天才だが、大人は違う。だから違う方法で学ばなければならない。
また、日本人同士でも相手が話している内容は20%程度しか聞き取れていないという研究結果があるらしい。
だからlistening重視の勉強は英語をちゃんと学ぶという意味ではかなり欠落していることになる。
しかし、speaking,writingの勉強だと100%分かってないと発信できない。だから効果がある。
例えば、「英語は絶対勉強するな」とかいう本が以前、流行ったがあれは間違い。
そもそもあの本は「勉強するな」と言いながら実はものすごく勉強しなければならない。
俺も何年か前にこの本を使ってみたことがあるが、3日でやめた。
「文法は必要ない」なんて言っている勉強法はまず疑ってかかった方がいいだろう。
で、先生曰く、もっとダメなのが英会話スクール。なぜ、ダメなのか実はいまいち分かっていないのだが、先生は強く否定している。
ただ、TOEIC800点クラスの人であれば効果はあるとのこと。
まあねえ。俺も英会話やっているけど、いまや英語を学ぼうと思ってはやってないな。あくまで英語に慣れるためというか、英語で発信することに抵抗感をなくすという目的でやっている。
英会話の参加者から「最近うまくなってきたよね」と言われたが、それは英会話のおかげではなくて、基礎学習をひたすら続けているからだろう。
基礎学習が面白いかというと全く面白くないが、基礎とはそんなものだろう。
でも、こうやって他の人からほめてもらえたり、TOEICの点数が上がったりして効果は実感できている。だから、これからも続ける。