Head First Java

Head First Java 第2版 ―頭とからだで覚えるJavaの基本

Head First Java 第2版 ―頭とからだで覚えるJavaの基本

職場で先輩と一緒に若手に対してJavaの教育をすることになった。
「Head First Javaを使ってみようか」ということになり自腹で購入。
Javaに初めてふれてからもう8年もたっているのに今更入門本を買うというのもなかなか複雑な気分だが、自分の知識の棚卸しにも役に立つだろう。
600ページ以上というすごいボリュームなのだがかなりサクサク読める。演習は飛ばしてるけどね。
とりあえず半分弱読んでみたが、これはなかなかいい本だ。これをマジメにやれば教育なんていらんだろって感じ。
一見ふざけているように見える本だが実はかなり骨太な本だ。「絵や写真を多用している」とのことだが字の方が圧倒的に多いし。
でもものすごく分かりやすく丁寧に書かれている。この丁寧さは結城さんの本を思い出すな。
ただ、継承の例は悪名高き「動物」を使った例だ。確かに継承の説明にはなるのだが、「で、それが何の役に立つわけ?」となってしまう。
また、オーバーライドを推奨しているようでそれも気に食わん。オーバーライドという機能があるということは伝える必要があるが推奨するべきではないな。
継承を使う場合のルールも書いてあってこれはなかなかいい。特に「他のクラスのコードを再利用するだけの目的で継承をしない」。これは重要。継承覚えたての頃はついやっちゃうんだよな。