ゴールドラット岸良さんの講演

社内で開催された岸良さんのセミナーに参加してきた。
岸良さんに会えるということで緊張気味だった。
数年前にデマルコのセミナーに参加した時より緊張したかも。
講演内容は全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!をまとめたもの。
なので、内容は既に把握していたのだがやはり本を読むのと直接話を聞くのとでは全然違う。
ぐいぐい引き込まれた。プレゼンもすごくうまいし。


本書にない内容でなるほどと思ったのは「作業が遅れた人に対して何て聞くか?」という問いかけ。
普通は「何で遅れたのか?」と聞くが、これだと聞かれた方はいい気はしないし言い訳を並べ立てたりしてくるだろう。
なので「何を待っていたのか?」と聞いてみた方がよいとのこと。
講演の頭で"cause and effect"の話をしていたのだが、この例がまさにそう。
「何で遅れたのか?」はeffectを聞いているにすぎない。
「何を待っていたのか?」と聞いてcauseを明確にした上でeffectに移っていった方がよいということだ。
質問の仕方1つでがらっと変わるもんだなあ。


最前列の真ん中に座っていたせいか講演の間中ずっと岸良さんから問いかけされていた。
おかげで気が休まる暇がなかったがすごくうれしかった。
正直、たまには他の人にふってもいいんじゃないの?とも思ったがw


講演後に全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!を持っていってサインをお願いしたところ快くOKしてくれた。
「本はどうでした?」と聞かれたので「すごく分かりやすかったです」と答えたらガッツポーズして喜んでいた。
カエレンジャーの携帯ストラップももらっちゃった。
いやあ、いい人だなあ。


このような企画をしてくれた社内のKさんに大感謝である。