中国出張3日目

今日は明日からの客先でのテストにあたってお客との打ち合わせ。
まずは客先のリーダーへの挨拶だったけど、非常にいい感じの人だった。
「義理人情」とか日本語で言っちゃっているし。「でも、ヤクザじゃないよ」だって。よく分かってるな。
一緒に仕事している人(Tさん)も「この人は絶対味方につけた方がいい」と言っている。
で、English onlyの打ち合わせは初めての経験。といっても俺は全然しゃべらなかったけど。
客先からは10人も参加してきちゃったよ。どうみてもそんなにいらないんだけど。
打ち合わせは1時間であっさり終了。


で、拠点に戻ってきて俺は適当に時間つぶしてた。
ところが中国側の担当者がせっかく昨日なんとか動くようになったソフトに修正をかけて、そのおかげでソフトが動かなくなってしまった。
理由は定義もれという些細なものだったんだけど、あせったよ。明日から客先でのテストなんだから。
Tさんは昨日も怒っていたけど(だって、バグだらけだったんだから当然だ)、今日も「修正したらテストが必要に決まってんだろ!」とかなり強い調子で怒っていた。
ただ、後でTさんに話したけど日本人でも修正した後にテストをしない人は結構いる。
やらない理由は簡単で、テストが面倒だからだろうね。
中国側に対して同情できる要素もあって、うちら側のソフトがないとテストが難しい(できないことはないだろうけど)んだけど、中国側の環境にはうちらのソフトが組み込まれていない。
とはいえ今回はうちらが日本から環境を持ってきているわけだから、修正したら「テストさせてくれ」と一言言ってほしいというのがTさんの言い分。
ここらへんは意識の問題だね。
Tさんはその意識を何とか中国側に植え付けたいと思っているそうだけど、上に書いたように日本人でもテストに対する意識は怪しいからね。難しいんじゃないかな。
「だからと言ってあきらめるわけにもいかない」とも言っているけどね。純粋にTさんは立派な人だと思う。
俺が尊敬できる数少ないSEの一人かも知れない。
願わくば日本でもっと一緒に仕事をしたいところだけど、残念ながらTさんはシンガポールに赴任しているのでそれは無理。


ま、とにかく動くようになって一安心。
その後、中国の拠点の人達との宴会があった。
四川料理の店で激辛というほどではないけど結構辛かった。
味は・・・ビミョー。
まずいというより独特の味なんだよね。
まあ、今回は味はどうでもよくて宴会が面白かった。
俺は英語はほんのちょっとしかしゃべれないし、中国語は全くダメなのであまり会話に参加できなったけど、「ああ、中国に来てるんだなあ」としみじみ思った。
で、噂には聞いていた中国式乾杯。
突然、「乾杯しよう」と名指しされてテーブルにコップを当ててから飲み干してしまう。
おかげでかなり飲んだぞ、今日は。
でも、「一点点」と言ってから乾杯するやり方もあって、この場合はちょっとだけ飲めばいい。
中国人だって飲み干してばかりじゃきついってことだね。
この宴会はおごってもらった。昨日のランチもおごってもらったし、今日のランチもおごってもらった。
結構、気前がいいんだね、中国人って。