中国出張最終日前日

明日は帰国するだけなので実質、今日が中国出張の最終日。


1週目は拠点との組合せテストだったので特に緊張することもなくのぞんだが、2週目は客先での立会検査だったため非常に緊張してのぞんだ
2週目の月曜日は早朝に目が覚めてしまい、このまま逃げ出したいと思ったぐらいだ。
これが日本だったらそんなことは思わないが、ここは中国、やり取りは英語でしなければならない。
初日はまず立会検査のkick off meeting(KOM)を実施した。客先からの参加者は10名以上おり「何でこんなにいるんだよ」と思い更に緊張。
ただでさえ下手くそな英語がしどろもどろになり理解してもらえたか非常にあやしい。
でも客先キーマンからの質問にも無事に答えることができてKOMは無事に終わった。
その後は怒涛のようにテストをこなし3日目で全テストを終わらせることはできたものの、最後に中国側が作ったサブシステムに問題が発生し、あわてて調査。俺が原因を見つけてあげて無事に解決。
4日目はインストール作業で無事に終わったと思ったら、その後から「ここがおかしい」という指摘が。結局、俺が作った(実際に実装したのは俺ではないが)システムの問題ではなかったが。
5日目にも問題が発生し、環境依存の問題だった。むしろ我々が作ったソフトのバグの方が原因を見つけるのは早いが、環境依存ということで対応に非常に手間がかかってしまった。
日本から連れてきた開発者は次の日に帰る予定だったものの、17時になっても解決しないため、上司に電話してどうするか判断を仰いだ。当然、俺としては延期してもらうしかないと思っていたが、ここは中国なため俺の一存では決められない。結局、上司も「残った方がいいだろう」ということで、その旨を開発者に伝えたところショックを受けたようで「残ったって意味じゃないですか」と訳わかんないことを言い出す始末。
「じゃあ、お前は日本に帰ったら必ず解決できる自信あるのか?」と聞いたらそれには答えず「きまぶ〜さんは明日(土曜)はどうするんですか?」との愚問を発してきた。
当然「一緒に対応するに決まってるだろ!」と返した。
「何だ、この甘ちゃん野郎は」と思ったが、その後に謝ってきたのでよしとした。
結局、その後、20時頃になって無事に解決してそいては予定通りに帰国した。
やっぱりあきらめてはダメだ。覚悟を決めればうまくいくもんだ。・・・と実感した。
この週は客先立会ということもあり本当に大変だったし精神的に疲れた。
しかし、日程的には予定通り終わったわけで、ものすごい充実感を感じた。
この充実感は日本でやる場合の比じゃない。


終わった後にシンガポールにいるTさんに無事に終わったことを報告し、ホテルに帰ってからメールも出した。
Tさんは返事をくれるとともにTさんの上司にも転送してくれて、Tさんの上司からも労いの言葉がきた。
2人とも今回の私の働きを高く評価してくれる返事であり、ものすごくうれしかった。努力は報われるもんだなあ。


今日は中国最後の夜ということで拠点メンバー全員と夕飯を食べた。
日本人は俺しかいないので中国語が飛び交ってはいたが、ところどころで英語で俺に話してくれたり、俺の横には今回の出張中ずっと行動を共にしていた中国人が座っていたので彼と色々と話をしたりして楽しい宴会だった。


今回で中国出張は最後かなと思っていたが、どうもあと最低1回、もしくは2回行くことになりそうだ。