見積り実践

今やっているプロジェクトが一括納入となったことから、急遽残りの機能の見積りを行った。
当然、http://www.construx.com/Page.aspx?nid=68を使ったが、それにはまず規模を見積もる必要がある。
これが一番大変。
既存コードを流用できるものはそのステップ数を数え、独自に作る必要があるものはおおざっぱではあるがステップ数を算出し(ようはKKDだが)と、LOCで規模を出した。
で、規模さえ出ればhttp://www.construx.com/Page.aspx?nid=68の出番。
結果として期間は5ヶ月強と出た。工数も出たけど割愛。
プロジェクトのリーダーは4ヶ月を想定していたようだが、「これが見積もった結果ですから。4ヶ月にしたいのであれば人を増やす必要があります。」とごり押し。
「じゃあ、機能を絞ろう」ということになって、一部の機能を削った。
ベースの規模は出ているので削った分は簡単に反映することができ、10分後には再見積り結果を報告した。
1ヶ月短縮できて4ヶ月強となった。
結局、客には5ヶ月で打診してみることになったけど。


で、ポイント。

  • リーダーの想定通りでないからといって、それに屈してはならない。屈してしまうと、リーダーには良い顔ができるかも知れないが、結局、自分の首をしめることになる。
  • 規模の見積りにおいて数えられるものはとにかく数える。そして、それを記録しておく。記録しておけば、機能増減にも簡単に対応できる。
  • KKDに頼らざるをえない部分はどうしても出てくるが、KKDといえども何らかの根拠はあるはず。それを記録しておくこと。かなり後になって根拠を聞かれることはよくあるので。