SEのための「どこでもやれる力」のつけ方

SEのための「どこでもやれる力」のつけ方
よくあるSE本の類かと思ったが、「はじめに」にあった

本書のコンセプトは、エンジニアが独立して「フリーエンジニア」としてやって
いくには何が必要で、どういった心構えが大切かを解説するものです。

にひかれて購入。
自分にとっては結構当りの本だった。
新人SE時代、中堅SE時代、ベテランSE時代の3部構成になっていて、それぞれの時代で身につけるべきことについて解説している。
一番ページを割いているのが中堅SE時代で、コミュニケーション力、チームワーク力などよくある事柄についての解説なのだが、著者の体験談を交えながらポイントを分かりやすい文章でまとめており理解しやすく納得もしやすい。
ベテラン時代の解説は独立することが前提になっている感じがあって、独立した際の仕事の「選択の基準」をあげている。

  1. 自分が好きなこと
  2. 自分の強みを活かすこと
  3. 意味・意義のあること

もちろん独立直後にこんな偉そうな基準をあげることはできないだろうが、仕事が増えてくると基準を決めることが大事だという。なるほど。
あげている基準は至極ごもっともなことばかりだが理想としてはいいかも。
で、私としては2番目の強みが気になった。
技術的にはJavaオブジェクト指向だと思っているが、もうちょっと一般的な能力としての強みは何だろうかと。
本書において強みを知るための参考書として、さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
をあげており、これも購入した。